農作業

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路地プール育苗

育苗ハウスの必要ない路地プール育苗 春の稲の育苗の手間を大幅に削減出来ます。

全国的にはどうかわかりませんが、当地でもだいぶ路地プール育苗が増えてきました。

ほとんどの方は苗は購入するものと思っていると思いますが、ある程度の面積になってくると苗代もばかになりませんので少しでも経費節減のために自分で育てられるようになればと思い 自分の経験を踏まえ記述しようと思います。

何より一番のメリットが、育苗のためにハウスを作らなくて良くなった事。

当地は平年でも積雪が3mオーバーの全国有数の豪雪地帯・耐雪ハウスなんてのも限界があります。

3年ほど前から路地プール育苗を導入し始めて、昨年からは人頼みで作っていたハウスを全く建てなくなりました。

カカアと二人で、今まで何バカやっていたんだと言わしめたほど春の作業が軽減されました。

もう一つ 天候によってのハウスの開閉が全く必要なくなった事・ハウス内を高温にしすぎての焼け苗もなくなりました。水さえためておけば後は田植に合わせて追肥くらいでほったらかし。

唯一霜に当たると葉の先が枯れてくるが、全部が枯れるというのは無し。あらかじめ苗が水で水没するほど貯めれば、全く被害はありません。

今までの経験・ちょっとだけ過去の思い出
画像はここから借りました
先代からいきなり高校卒業と同時に稲作を任せられてそれ以来、ずっと苗作りをしてきました。先代が機械好きで日本初の田植え機クボタのSPS-2を導入していた。そんなわけで苗作りは、今と同じ育苗箱で育苗。
唯一の違いは、苗箱がプラスチックではなくて杉材で作られていたこと
しばらくは杉の苗箱を自分で作って使っていたような記憶があります。
約1haの苗を200枚・床土詰めから潅水・播種・覆土まで全部手作業
家の前に平らに全部並べて一枚一枚を作業を終えて出芽機に積み重ねて出芽
芽が出てから育苗ハウスの並べる。
当時を久々に思い出して懐かしいような・・・
 

そんなわけで、経験はおそらくかなり豊富な部類・まともにすんなりが普通と思われるかもしれませんが、失敗談だらけ、工夫もいろいろやってみて来たので、どうなった時はどうすればという対処もある程度分かります。

水をかけっぱなしで、水口付近は生育しないのは当然ですが、追肥のときに肥料をやりすぎて伸びすぎてしまって田植えのときに上を植ハサミでバッサリと切ってほぼ葉っぱ無し、茎ばっかりの状態にして植えたことも有りましたが、生育には全く問題ありません。

長年苗作りしている人は、ハサミのお世話になった人も少なからずいると思います。

苗を販売していてわかるのですが、大体が長い苗を欲しがるのですが長く上の葉がビロンと伸びてだらんとしている方が葉っぱからの水分の蒸散が激しくて上痛みが大きい。最悪枯れる。

そういうときは、葉っぱの先端を床屋さんをしたほうがよっぽどいい。

短い苗を植えて田植え時に水没してもすぐに伸びてきて3日や4日では苗が溺死することはそうありません

ダダ一つ言えるのは、稲の苗は人間が考えているほどヤワでは無いと言う事。逆に手をかけすぎてダメにする方が多いのかもんしれません。

田んぼ一枚をプール・まずは並べるところの床作り

プール育苗の床作り

杉の貫で並べるところに枠を作って、下に農ポリを敷く。
ビニールでもよいが、泥がつくと農ビ葉、硬化してぼろぼろになるのが早い。
中央は、作業しやすいように、2mほどの巾で地盤改良をしてフォークリフト、軽トラが入れるようにしてある。
 

出芽苗

無加温では、時期が早くてなかなか出芽が安定しないと思うので単管で作成した出芽室に入れて5日間くらい芽出しした苗を並べる。
まだ芽が出ていない所がある状態で並べると出ていない所の生育が、遅れるので少し芽が出過ぎ気味のほうが安定する。
このパレット一枚で、160枚 8列✕20枚重ね
黒い紐は、苗が崩れてしまうのでその防止用にぐるりと縛ってある
上記の出芽苗を魚沼市内に限り販売しようと思っています。なるべく多くの人が農業に携われるようにまた農家数減少の歯止めになればと思い安価に提供うしようと思います。
一枚500円位を予定しています。ただしそんなに大量に作るつもりは有りませんので、興味のある方はお早目に!!
地域単位で、またはグループでどうですか?
箱処理剤は使用しませんので、必要と思う方は田植え前に撒いてから田植えをしてください。
播種量は、一枚130~140g撒き



    下記は、密苗プール育苗を説明しているが後半に路地プールの説明をしていて大変参考になる。

    出芽室

    出芽苗を並べる

    健苗マットをかける

    ある程度生育するまで、マットをけかる。期間は天候と時期にもよるが、10日から2週間位
    このときはまだ水は貯めない。水をかけるのはシートを剥いでから
    マットは、健苗マット・ラブシート等
    注意点
    雨が降って水が貯まるとその下の生育が遅れるのでなるべく雨水が溜まらないように
    また風でマットが剥がされないようにする。
     
    ある程度苗が伸びてきたら、被覆してあるシートをはぐ
    ワリフで再被覆

    ワリフで再被覆

    霜の被害

    霜の被害


    ワリフでは、ちょっと薄くて、霜にちょっとやられた

    水をたっぷりと張る。

    霜対策には苗が水没するくらいに水をたっぷりと張るのが一番の対策 霜にあったっても、上部は枯れて見苦しくなるが下の部分まで全部枯れるということはないので、後で生育して葉っぱが伸びてくれば、全く問題なし ある程度生育期間を長く取らないと、粘りが追いつかないので田植え時に苗いじりに若干苦労することがあるので、少し早めに播種をするので霜に合うこともその分多くなる。
    いざ田植えへ

    完成した育苗苗


    育苗場所が、空いているのでちょっとお譲りしようと思います。 そんなに大量に販売する気は有りませんので興味のある方はお早めに!! ただし完璧を目指す方は、ご遠慮申し上げます。 現状の資材代金とすれば、箱処理剤入で税込み¥800-位を予定しています。 配達は致しません。引き取りに来ていただいて、空箱は洗わなくて結構ですので所定の場所に返却願います。 トラックで苗のところまで侵入できますので、手間はそんなにかかりません。 使用枚数は自己申告制です。


      苗の先端をちょっと床屋さん

      育苗期間を長く取ると次第に肥料切れして苗が黄色くなってくるが、田植えの1週間から10日くらい前に追肥をすると苗が伸びだして青々としてくるので、少々霜に当たって先端が枯れたとしてもわからなくなる。 液肥とか色々あるが、私が使って一番使って安定感があるのが、こちらのJAで販売している中苗配合というやつ。10kg入の袋ですが、だいたい1,000枚に対して一袋 日数が経過して伸びすぎたり、肥料を撒き過ぎて伸びてしまった場合は先端の葉っぱをバッサリと切断して植える。そのほうが上痛みも少ないし活着が良い。 上にも記述したが、遥かに稲の苗は強い。2ヶ月やそこら水だけあれば、決して枯れはしません。 ただ一点・苗が長期になると分げつ力が緩慢になってくるがある程度の規模になると教科書どおりには中々やっていられないのが現状。

      播種の様子も後日アップする予定です。

      これからどう考えるか?

      育たないなら土から造り替える ブラジルで起きた農業生産3倍増の「奇跡」「不耕起」農業

       

      自分の宣伝も含めて色々記述しましたが、農業者がこれ以上減少した場合縄文から続く稲作ひいては日本の食料が全部海外からというとんでもない事態になりかねない。

      大規模農業が残るのではないかと思っている人は、少なからずいると思うが、そこには農薬たっぷりゆくゆくはゲノム編集作物しか栽培できないとう行き先が待ち構えている。

      今、アメリカでは巷では有名な ワクチン推進の「ビル・ゲイツ」が農地を買い漁って全米最大の農地所有者だという。

      そこで何を栽培して皆さんに食わせるつもりなのだろう。

      日本でも「種子法廃止」「農業競争力強化支援法成立」「種苗法改正」国際条約のTPP11、RSEP,日米FYA、日欧EPA  種子法は、各自治体が守ると言って、名乗りを上げた所が多数あるがいずれは存続できなくなるに決まっているのをちょっと延長するに過ぎないと思うのは私だけではないはず。

      マックバーガーが偶然10年ほど前のが見つかってそのままの状態だったとか、食べていたら子供の歯がでてきたとかいずれそんなものしか口にできない世界がやってきたとしたら、人間の寿命は大幅に縮まって、更に病気だらけになって医療利権は大儲けおまけに「ソイレントグリーン」人間のBSE「人類○○計画」は大成功という麗しい未来が訪れるのかもしれません。

      そんな訳で、少しでも興味ある方にハードルが下げられればと思い、色々書いてみました。

      ここからは、私個人の妄想丸出しのある星の一場面

      如何に農薬を使わせるように持っていけるか。 そうだ、日本は品質にうるさいし規格に細かいから稲作のお米のカメムシの斑点米を大々的に押し広めたらどうだろう。

      まずは指導機関と、JAあたりに強力に推進させれば、JAは売上が上がって反対するはずなんて無いし 百姓なんて馬鹿だから信じて疑わない。

      今まで害のあるカメムシなんていなかったが、少し海外から持っていってばらまけばいずれは日本中に広まるから今から大々的に斑点米の宣伝をしましょう。

      畦草刈りもカメムシの生息地というこで、徹底的に指導すれば、天敵という概念なんか持ち合わせていないからいずれ大規模農家等は除草剤に頼らざるを得なくなるから一石二鳥

      西洋医学に染まりきった日本は、農薬をまいて、国民を病気にされば、石油由来の医薬品はバカ売れ おまけに憎き日本人は、絶滅するからこれ以上のことは無い。

      よし 即実行しよう!!

       

      今の現状を見れば・・・・

      上記あくまで 私個人の妄想です。

       

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